不動のMD50-Hを起こす
個人商店の軒先で数年放置されていた50-Hがあるという情報を得たので、アポなしの押しかけ交渉しにいくことに。入ってみるとバイク用品がたくさんある?しばらくして出てきたのは老夫婦。なんでも息子がバイク修理をしているとかで。そんなわけで50-Hは息子さんのだったんですが、昼間は仕事で不在。その日は連絡先だけ渡して帰りました。どうなることやら・・・。一週間くらい経って、電話越しですが、やり取りが出来ました。電話の中でわかったことは・・・。
・もともとは東京の郵便局で、貯保用として使われていた。
・バイクショップに払下げとなり、メンテナンスをして最初のオーナーへ
・不要となったのでこの息子さんが引き取り。実質二人目のオーナー。
・商店で使うかも?ということで5年ほど前にここにやってきた。が、一度も使わず色褪せてしまった。
という経緯がありました。3人の手に渡っていたんですね~。バイク好きな人に乗られていたので、タイヤやチューブ、ホールベアリングは変えてある。とのことでした(のちに事実だとわかる)。後日、譲っていただけることとなったので取りに行くことに。たまたま、友人が格安のカブ50を探していたので、自分はもらわず、彼に押しつけることに()
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引き取りの日
(今回は)取りに行く旨話しておいたので、表に出して頂いてました。
やっぱし、先が思いやられるなぁ。
錆錆のカサカサです。タンクには古いガソリンが入っています、少なくとも5年前?
さあ積み込み。3人いると楽々?自分は見てるだけでしたが・・・。
このとき、キックしてみたらエンジン掛かりました。
なお、古いガソリンで負荷をかけると、エンジンを破壊する恐れがあるため、アイドリングのみチェック。
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さぁ搬入
まな板の上の鯉?どこまでやりましょうか。
ちなみに。各パーツはフルオリジナルを維持してます。
その後、車体の磨きやキャブOH、タイヤ交換をして・・・
延べ5日ほどで完成。
完成へ
余っている箱を付けました。
フレーム。チェーンカバーなど、コンパウンドで必死に磨きました。
暑かった~。
パイロットジェットが詰まっていたので、キャブクリに漬け込んで組み戻し。
アイドリングはOK。おそらく走行も大丈夫。
オイルは交換し、約一時間アイドリングを実施。再度交換し、堆積した汚れを取りました。
フロント周り。ネジや金属パーツの錆は、クエン酸溶液に漬けました。
夏だったこともあり反応は早く、深い錆以外は綺麗になりました。
フォークカバーも綺麗にしたいね~。
落成式
完成!!真ん中が、今回のMD50-H。現役の車体と並べても、遜色ないでしょう?
5年の眠りから、覚めましたネ
この後試運転を実施。問題ないことを確認し、公道デビューと相成りました。めでたし